不安障害に対するエクスポージャー法と系統的脱感作法―基礎研究と臨床実践の交流再開に向けて― 不安 2021年09月13日 不安障害に対するエクスポージャー法と系統的脱感作法―基礎研究と臨床実践の交流再開 著者:遠座 奈々子, 中島 定彦 不安障害の治療には エクスポージャー法や系統的脱感作法が有効だよねっということが書かれています。 不安障害に限らず、 テスト前や発表会の前、 プレゼンの前など、 夜も眠れない程緊張してしまうという方は、 不安を感じる出来事よりも数日間前から その出来事を頭の中で何度も何度もイメージすると しないよりも不安は低減するようです。 イメージ・エクスポージャーと呼ばれてますが、 最近ではVRを使ったものも出てるみたいですね。 論文はここをクリック [0回]PR
幼児期後期における絵本の読み聞かせと、言葉の育ちを形成する背景に関する研究― 保育者のコミュニケーション能力・自己統御能力に着目して ― コミュニケーション 2021年09月13日 幼児期後期における絵本の読み聞かせと、言葉の育ちを形成する背景に関する研究― 保育者のコミュニケーション能力・自己統御能力に着目して ― 著者:柴田 長生 , 平野 知見 , 後藤 紀子 , 大森 弘子 絵本の読み聞かせが、 言語発達に良いだろうということを言ってる論文です。 今回は絵本をテーマに 言語発達について言及されていますが、 絵本の読み聞かせに限らず、 普段のコミュニケーションが 言語発達に良いとされています。 お子さんとの普段のやり取りや 会話を大切にすることが 本質的なところかと思います。 絵本はあくまで コミュニケーションの道具として用いて 無理のない育児が子どもに良い影響を 与えると考えられます。 論文はここをクリック [0回]
本当に効果のあるセルフケアの本 本 2021年09月12日 セルフケアの本には、 認知行動療法の観点から作られたセルフケアのものや 自己啓発本のようなものまで 様々ありますが、 こちらの本は 音楽を聞くだけで心のモヤモヤが晴れるよ という本になっています。 なんとも胡散臭いところはありますが、 PTSD(いわゆるトラウマ)に有効である EMDRという心理療法などの理論を 統合した最新の心理療法を 一般の方だけでも使えるように したものです。 本の中に、 効果についての研究がまとめられていて、 セルフケアの中では 1番使いやすく間違いがなく 効果のあるものだと思います。 本はここから買えます [2回]
血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―― パーソナリティ 2021年09月12日 血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―― 著者:縄田健悟 日常生活で話題になる A型だから〇〇なんだね、や O型は〇〇だから などの、血液型による性格分類が科学的な根拠がないことを示した論文です。 これまでにも 血液型と性格は関係がないとされていました。 日本とアメリカのデータを使用して分析した 今回の結果からも 関係性が見出されなかったようです。 本当に無いの? と疑問を持つことも大切なので 卒論のテーマにいかがでしょうか。 論文はここをクリック [0回]
Big Five尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討 パーソナリティ 2021年09月12日 Big Five尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討 著者:並川 努, 谷 伊織, 脇田 貴文, 熊谷 龍一, 中根 愛, 野口 裕之 これまで主流だった A型、Bタイプなどの類型論としての パーソナリティではなく、 性格の凸凹を見ることが出来る 特性論として発展したBIG FIVE その短縮版になります。 元の尺度は項目数が多く、 研究をする際、回答者の負担がかかるものでした。 その為、項目数を減らしても原版のように 測定できるよう開発された尺度になります。 結果、 原版と遜色のないものになった為、 研究をするときには十分に有用であると考えられます。 類型論で測定したパーソナリティはカテゴリー化している為、 分析手法が限られてきますが、 特性論は、数量として扱える為、 相関分析や重回帰分析など手法の幅が広がります。 論文はここをクリック [1回]
新しい不安尺度STAI日本版の作成 : 女性を対象とした成績 不安 2021年09月12日 新しい不安尺度STAI日本版の作成 : 女性を対象とした成績 著者:中里 克治, 水口 公信 不安の2つの側面を測定しようとした尺度 実際に販売されてて、病院とかでもよく使われる尺度のひとつです。 その人がもともともっている 不安の感じやすさを測定する 特性不安と その人が測定した時に感じている 不安を測定する 状態不安 その2つに分けられています。 原版と同じで 日本語版も信頼性・妥当性ともに問題ないね ということが書かれています。 ストレスの一側面である 不安に着目した尺度です。 論文はここをクリック [0回]
児童用情動知能尺度の開発とその信頼性・妥当性の検討 児童版尺度 2021年09月12日 児童用情動知能尺度の開発とその信頼性・妥当性の検討 著者:皆川直凡, 片瀬力丸, 大竹恵子, 島井哲志 みんな知ってる知能指数(IQ)だけでなく、 情動知能(Emotional Intelligence:EI)っていうのもあるよっていう論文。 その児童版の尺度についてお話されてます。 適切な表現ではないと思いますが、 簡単に言うと、 知能指数が勉強で発揮される能力で、 情動知能は対人関係や日常生活の営みで発揮される能力、 なんて、とりあえず大まかに把握するといいかもしれません。 成人版もあります。 一時期「繊細さん」という名称で広がった Highly Sensitive Person(HSP)の 一側面をより細かく知ることが出来るものかもしれないですね。 論文はここをクリック [1回]
ソーシャル・サポートと母親の愛着スタイルが育児ストレスに与える影響 ストレス 2021年09月11日 ソーシャル・サポートと母親の愛着スタイルが育児ストレスに与える影響 著者は塚本 伸一 2021年の論文です。 虐待の要因となる 育児ストレスは、 ソーシャルサポートが充実していれば 低いんじゃないかな?と考えた論文。 また、お母さん自身の愛着スタイルが、 育児ストレスに影響してることもあるよねって考えた論文。 結果として、 ソーシャルサポートが育児ストレスの低減に繋がるかどうかは、 お母さんの愛着スタイルによって違うよっていうのがわかった論文のようです。 研究の方法や使用している尺度など、 適切であったかを注意して考える必要はありますが、 シンプルでわかりやすい論文でした。 AとBがCに及ぼす影響 という卒論を書く際は、 書き方や分析方法を参考にすると良いと思います。 論文はここをクリック [1回]
日本語版幸せへの恐れ尺度と日本語版幸せの壊れやすさ尺度の信頼性・妥当性の検討 幸福感 2021年09月11日 日本語版幸せへの恐れ尺度と日本語版幸せの壊れやすさ尺度の信頼性・妥当性の検討 2021年に発表された論文です。 著者は 生田目 光, 猪原 あゆみ, 浅野 良輔, 五十嵐 祐, 塚本 早織, 沢宮 容子 です。 幸せは悪いことを引き起こすかもしれない だから避けるべきであるなどと と、思う方がいるようです。 そういった心理状態を測定しようと試みた論文です。 私は初めて見た概念でとても面白かったです。 しかし、 この尺度で測定している 【幸せへの恐れ】と【幸せの壊れやすさ】の 質問内容を読んでみると、 独立した尺度なのかがとても気になりました。 また、 幸せへの恐れ 幸せの壊れやすさ それぞれの定義もかなり似通っている、 それこそ恐れ寄りに似通っている気がします。 ひとつの尺度の因子を見るのではなく、 独立した尺度としてみるのであれば、 妥当性に疑問は見られます。 十分に検討をした上で、 卒論に生かしてください。 参考になったら 広告クリックで、応援をお願いします。 ↓ 論文はここをクリック [3回]
心理的ストレス反応尺度 (SRS-18) ストレス 2021年09月11日 新しい心理的ストレス反応尺度 (SRS-18) の開発と信頼性・妥当性の検討 という論文の紹介をします。 著者は、 鈴木 伸一, 嶋田 洋徳, 三浦 正江, 片柳 弘司, 右馬埜 力也, 坂野 雄二 です。 この論文では、 人々が口にする いわゆるストレスを 【抑うつ・不安】 【不機嫌・怒り】 【無気力】 という3つの側面から測定が出来る尺度の開発をされています。 質問内容がシンプルで、項目数も少ない為、 研究に用いやすいものとなっています。 この論文から、 卒論で取り扱いたいストレスはどういうものなのか、 整理するといいかもしれませんね。 論文はここをクリック [4回]