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心理アブスト

このブログでは、心理学系の論文を簡単にまとめて紹介してます。 寝る前、電車の中など時間のある時に、更新している趣味ブログです。

子どもは小さな研究者?

最近、一番下の子が「ある」「いる」と言うようになってきました。
それ以前は、「ない」「いや」と主張していたので、何かが「ある」ということを理解出来るようになったのは成長ではないかと感じています。
乳児発達の流れとして、そこにあるものが見えなくなるとそれは無いものになってしまい、それがそこになくても見えないだけであるという事が理解出来るようになることを「対象の永続性」の獲得なんて言いますね。
この「ある」「ない」で、私はふと、統計学を思い出しました。
統計学では、「ない」ことを帰無仮説とし、「ある」ことを対立仮説とすることが多いですね。
この無に帰したい仮説を、乳児期の子ども達は持って外界を見ており、目の前に「ない」訳では無いと、帰無仮説を棄却し、「ある」ことが分かった外界に対してこれは何が「ある」のかと対立仮説を証明する為に知識を蓄えている段階が、感覚運動期から前操作期にかけての知能の発達ではないかと妄想してみました。
妄想ではあるのですが、シェマの運用や分化、内在化なんかは、この過程をひたすら繰り返した結果なのかも知れません。
「ある」というだけで楽しめる子ども達の世界は、私が知的欲求を満たす過程と変わりないのだなぁと思いました。


2023年7月12日の朝7時に浮かんだ妄想の日記。

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