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心理アブスト

このブログでは、心理学系の論文を簡単にまとめて紹介してます。 寝る前、電車の中など時間のある時に、更新している趣味ブログです。

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子ども期の食事がその後の味覚感受性や性格特性に及ぼす影響

子ども期の食事がその後の味覚感受性や性格特性に及ぼす影響
著者:岡本 洋子, 田口 田鶴子

子どもの頃の食生活が
短期大学生の味覚感受性や性格に影響があるのかを調べたものでした。
結果として、味覚感受性は必ずしも影響しないが、
良い食生活を送ると性格は安定するねっていうことが書かれています。


この研究は、データの取り方や分析方法、解釈の仕方に多くの疑問がある論文です。
このまま参考にするのはオススメしません。
しかしながら、味覚と性格については海外では多くの研究がされている一方で、日本ではあまり見ません。
甘味は神経症傾向、苦味は攻撃性との関連があるなんて論文もあります。
指導教員と良く相談をした上であれば、
とても面白い論文になるかもしれません。


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血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――

血液型と性格の無関連性――日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠――
著者:縄田健悟

日常生活で話題になる
A型だから〇〇なんだね、や
O型は〇〇だから
などの、血液型による性格分類が科学的な根拠がないことを示した論文です。

これまでにも
血液型と性格は関係がないとされていました。
日本とアメリカのデータを使用して分析した
今回の結果からも
関係性が見出されなかったようです。

本当に無いの?
と疑問を持つことも大切なので
卒論のテーマにいかがでしょうか。
論文はここをクリック

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Big Five尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討

Big Five尺度短縮版の開発と信頼性と妥当性の検討
著者:並川 努, 谷 伊織, 脇田 貴文, 熊谷 龍一, 中根 愛, 野口 裕之

これまで主流だった
A型、Bタイプなどの類型論としての
パーソナリティではなく、

性格の凸凹を見ることが出来る
特性論として発展したBIG FIVE

その短縮版になります。

元の尺度は項目数が多く、
研究をする際、回答者の負担がかかるものでした。
その為、項目数を減らしても原版のように
測定できるよう開発された尺度になります。

結果、
原版と遜色のないものになった為、
研究をするときには十分に有用であると考えられます。

類型論で測定したパーソナリティはカテゴリー化している為、
分析手法が限られてきますが、
特性論は、数量として扱える為、
相関分析や重回帰分析など手法の幅が広がります。
論文はここをクリック

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