最近、世間を騒がせている話題について、
ジャニーズの櫻井翔さんが
テレビでコメントされているのを見ました。
この記事では、
橋田康さんを中心に話題となっている
ニュースについてでは無く、
その背景要因として考えられる特徴が、
広く知られることや、
その背景要因に悩まれている方々への気づきに繋がればと思っております。
性的に未成熟な子供に興奮する、
無理矢理性行為に及ぶと興奮する、
人に見せない部分を無防備にさらす姿に興奮する、
使用済みの下着に興奮するなど、
性の嗜好性に偏りがあり、
何らかの問題が生じている状態のことを、
アメリカ精神医学会の作成した、
心の病気に関する診断基準(DSM-5)では、
性嗜好障害(パラフィリア障害)と呼ばれています。
ここでいう、
何らかの問題とは、
・性的興奮を得るために子供と性的行為に及ぶ
・強姦する
・風呂場を覗く
・下着を盗む
などの、反社会的行為に及べば他者への危害を加えたことになるため障害とみなすとされています。
また実際に行為に及んでいなくても、
上記の欲求や衝動を抱えている状態に本人が精神的な苦痛を感じる場合にも障害とみなすとされています。
しかし、苦痛を感じておらず、
問題も起こしていない場合は、治療の対象とはならないとされています。
例えば、痴漢や盗撮の企画モノのAVをみる、成人向けの漫画を読む、同意を得てパートナーの下着をもらうといった行為で性的興奮を得ている人などが考えられます。
つまり、倫理的・社会的に逸脱をせず満たすことが出来ていれば、障害に当たらないとされています。合意を得た適切な関係性の中で、お互いが楽しめる形で性生活を営むことが出来ると良いですね。
触る、見る、撮る、嗅ぐなど、
合意が無い相手に対して、
反復的に性的欲求を満たしてしまう場合は、
相手のためにも、そして御自身のためにも、
専門の医療機関でご相談されることをオススメします。
また、願望を持っているだけでは障害にあたりませんが、その願望の強さによって悩まれている方も、1人で抱え込まず専門の医療機関にご相談ください。